BLOG

昨年度、物流検討などでお世話になっていました神戸オーガニック・エコ農業推進協議会様より勉強会のご案内がありましたので共有いたします。

ご興味のある方はぜひご参加くださいませ。

---

2020年度 栽培技術講習会 BLOF理論学習会

テーマ:炭水化物積極施肥技術(緑肥)

講師:小祝政明(こいわいまさあき)氏

主催:神戸オーガニック・エコ農業推進協議会

日時:2020年8月5日水曜日13時半~16時半

場所:灘区文化センター(六甲道勤労市民センター)5階 大会議室 

(コロナ対応定員100名)

 〒657-0038 兵庫県神戸市灘区深田町4丁目1番39号(メイン六甲Aビル4階・5階)

参加対象:

・有機農業者、有機農業に新規参入・転換参入を予定の方、有機農業に関心のある方

・生活協同組合コープ自然派事業連合の生協に加盟している組合員

参加費:無料

---

参加申し込み 「2020年8月5日BLOF学習会参加希望」とお名前を書いていただき

tsuyoshi.furumura40@shizenha.co.jpまでメールをお願いします。

今回の協議会は、

アジェンダ

1.微生物を使った土壌の有機転換の報告

2.マーケットガーデナーワークショップ→Yokoさんとの勉強会まとめ、黒豆栽培のストリーム作成(宇佐美さんより)

3.アメリカの有機農業視察のレポート

4.来年度の事業展開について

黒瀬さんがアメリカの有機農業視察に行かれ、

前回のYokoさんの話に続きアメリカと日本との農業やマーケットの相違について、

その他アメリカでの有機農業について話していただきました。

農家交流会での視察と言うことでしたが、

【農業・流通・オーガニックスーパー】の現状を伝えてくれました。

アメリカのCSA(地域支援型農業)を構築して成功している有機農家の売り上げは5億円。

メインオペレーターは3名

従業員は40名ほどで農場運営をされているそうです。

従業員を大事にしており、辞める人が少なくファミリーで勤務しており、

継続的な雇用ができているそうです。

多種多品目を生産されている農家さんは、

子供向けのエデュケーションプログラムを開催しており、

子供達に「農と触れあう・農業を知ること」を見て、触って、体感してもらうそうです。

その他、流通として、個人への宅配を毎週しており、

次週分の野菜とストーリーをWEBにアップし

その中から好きな野菜が買えるそうです。一回の注文で最低25ドルと決まっています。

それには、システムを導入し、購入者がそれぞれに注文をしても間違えずに

スムーズに作業ができるそうです。

物流に関して、中末さんが大手物流会社と話をしてきてくださり、

市内に何店舗か構えるスーパーとの取引に繋がる可能性が出てきたことを

報告してくれました。

兵庫オーガニックアクション協議会にて、物流について引き続き議論しました。

また、慣行からの有機転換圃場における実験圃場の進捗報告がありましたが、専門機関の診断結果がで次第報告いたします。

来年度に関しては、全体での物流と生産に関してを引き続き協議会メンバーで集まり共有してくことが決まりました。


第七回植物生理 農業科学基礎講座1

第七回植物生理 農業科学基礎講座2

https://youtu.be/j17x_q0K8s4

第七回植物生理 農業科学基礎講座3

https://youtu.be/OBpkR3WtV2o

第七回植物生理 農業科学基礎講座4

https://youtu.be/V8MB7mwk8Qs

第七回植物生理 農業科学基礎講座5

https://youtu.be/0sweVOzSskU

淡路島の野田さんの農園「淡路島ファーム 太陽と海」へ行かせていただきました。

名前の通り、海がとても近く、太陽は…生憎の雨でしたが、陽辺りも良さそうな気持ちの良い環境でした!

野田さん自身も太陽のように輝く素敵な方でしたのでお名前通りの農園です!


農業を始めたきっかけは・・・


前職はJICAで勤務されており、

海外から日本へ農業視察に来られる方の案内等をされていたそうです。

以前より、ご自身で食に関する事業をしたいと考えており、

自分で栽培する仕事を選ばれたそうです。


現在、就農3年目。

淡路島の野田さんが住む地域では、まとまった土地を借りる事ができず、

点在した場所の合計70〜80aの圃場で農業をされています。


現在は年間48品目の野菜を栽培。

販売は主に個人の方や飲食店をメインに出荷。

個人向けは野菜セットをされていてS、M、Lの3サイズから選べるそうです。

現在2月時点での作付けは、

レモン(このレモンを作りたくて淡路島を選ばれたそうです!)

レタス、トマト、なす、ピーマンと夏野菜を主にされていました。

寒い時期は電熱線で発芽前は20度位でその後は15度位で温度を

保つそうです。

土作りの方法をお伺いしましたが、

近所の乗馬クラブより発酵した馬糞を手に入れれるようで

それを肥料とし、他には米ぬか、菜種油の絞りかす(全て

淡路島のもの)を使用しているそうです。

地元のものを使って土作りは素晴らしいですよね。

土壌診断は県の普及場で簡単なものはしてくれるそうでが、

今後は自分でもトライしていこうと検討中。

畑に連れて行っていただきましたが、

イタリア野菜など、珍しい野菜をがたくさん!

生のプンタレッラを初めて見て嬉しかったです。


販売は主に個人の方や飲食店をメインに出荷。

個人向けは野菜セットをされていてS、M、Lの3サイズから選べるそうです。


淡路島ファーム 太陽と空 WEBサイト

https://www.awajishimafarm.com

2月22日(土)

米国の有機農家「マーケットガーデナー」

Yoko Takemuraさんによる

オンラインワークショップを行いました。

最初にご参加いただいた皆様より

簡単に自己紹介していただき、本題。

下記内容に関して色々と聞かせていただきました。

1、農園の設立(スタートアップ)(圃場の作り方)

2、農園管理について

3、農園デザインについて

4、作付け計画について

5、畑作りについて

6、栽培、土壌分析について

7、販促、販売、出荷作業、出荷調整など

8、記録、分析、最適化について

Yokoさんは、

ジョンマーティンの農業経営を参考に農園をデザインされています。

夫婦二人で売上を稼ぐためにもいかに効率的な栽培をするかがポイントとなり、作付け設計、導線設計、効率的な作業機械の導入をされています。

中でも多くの時間(コスト)を費やす除草は不耕起に近い「表層のみの耕起」を実践されており、畝にはほとんど雑草がない状態を実現しており、来年にはもっとその精度が上がるとの事です。

ここでポイントとなるのは「ブロードフォーク」を使い土の中に酸素をしっかり取り込む事です。

メインの出荷先でもあるボストンのファーマーズマーケットでは30年前から開催されているとのこと。

その中で新規就農者としてYokoさん達は「野菜の見た目の綺麗さ」にもこだわりを持っているため、すぐにファンを掴む事ができたそうです。

米国と日本との相違点にいろんなヒントが詰め込まれていると思いました。

今回はみなさん参加されてとても良かったと言っていただいてます。次回も是非やって見たいです。


このあと、兵庫オーガニックアクション協議会にて、

物流構築について議論しました。

2月1日に行われた勉強会は、

持続可能な農業”経営”をしていくためのヒントを探るべく、

長野県で活躍されるのらくら農場の萩原さんをゲストとして迎えました。

長野県佐久穂町に移住し、今年で就農22年目。

50種類以上の野菜を化学合成農薬・化学合成肥料・除草剤の一切使用をせずに

栽培されています。

有機野菜で8100万円の売り上げを上げるにはやはり”人財”が大きなポイントになります。

複数の人財を抱える経営と人財育成について、独自の信念や理論を教えていただきました。

自社農場内及び地域グループにおいて高品質を維持するための栽培技術の標準化についても、とても勉強になりました。

また、勉強会の最後におっしゃられていたキーワードにとても共感を覚えました。

それは、

「国産農産物にフェアトレードの概念を!」です。

過疎が進む地域で、労働人口が減る中で、身土不二を守ためにも

まずは意識を変えて行きたいですね。

簡単にまとめてしまい申し訳無いのですが、

農業経営に大事なことはやはり「人財」であり、人への愛情が良い経営に結びつくのだと感じました。

また、皆さんの周りにある課題をオーガニックアクションを通じて解決したり、ヒントを得たりしていきたいと思います。


このあと、兵庫オーガニックアクション協議会にて、

物流構築について議論しました。


次回の勉強会は・・・

アメリカの有機農家”マーケットガーデナー”に学ぶ

業務改善プロセス!

2月22日(土)10時~12時

場所:篠山市民センター or 全国各地からオンライン参加OK!

詳しくはFacebookページをご覧ください!

村上ファームの村上さんにお話を聞きに行ってきました。

コウノトリを育むお米を作っていらっしゃいます。

冬の間でも田んぼに水を張りコウノトリが来れるように

しているそうです。

生き物の話もされていましたが、今年はカエルが少ないと。

生き物が安心して暮らせる田んぼで作られた

お米は、人も安心して食べれるのだと教えてくれました。

販売ルートとして故郷納税に出しているそうですが、

地元からの発信としていい方法ですね。

気さくに色々と話してくださる村上さん。

またお会いしたくなる方でした。


本日は、 

兵庫県朝来市の有限会社高本農場さんへ行ってきました。

まず最初に見せていただいたのは、研修生さんに任せている圃場。

高本さんは、研修生さんが作りたい作物を

自由に育てれる圃場を作っています。

仕事をする中で個人のワクワクや挑戦も大事なので

しっかりとそれを提供していることは勉強になります。

研修生さんがのびのびしながら学べるのはとても理想的だと思いました。

ベテランお母様の圃場も見せていただき作物の説明をして頂きました。

土の柔らかさや匂いが経験を物語っているそうです。

(正直いつも、農業をしていない私には「ん?」っと思う光景です)

ただ分かるのは、こちらの生えていた高菜の蕾をいただきましたが

みずみずしくて美味しい!

高菜の蕾は食べたことがなかったのでまた、新しい美味しい発見もできました。

次に場所の移動をして、

米の乾燥機や、栽培方法によって使い分ける田植機等、

種類豊富な機械を見せていただきました。

機械マニアとも言えるこまかな説明。

普段、農機具を見ることがあまりないので

仕組みを聞いて実際の走行をすごく見てみたいと感じました。

その他に

肥料の種類や、追肥のタイミング等も丁寧に教えていただき、

朝来と言えば「岩津ねぎ」!!

高本さんのご好意で、

いただいてしまいました!!

お家に帰り、早速鍋でいただきましたが、

改めてとろけるネギの美味しさに感動しました!!

12月21日に開かれた兵庫オーガニックアクション協議会の内容を報告します。

前回の話の続きで物流の話を最初にしました。

神戸市内に運んでいる兵庫県内のルート便についてですが、

寄せ集めて何便か話は上がりましたが

兵庫県内を上から下に走っているルート。

市内を走っている便の把握。

神戸中央卸売市場での仲買業者、輸送業者のルートの把握。

次回の課題として聞き込みをしていかないと思います。

次に、宇佐美さんよりLEAN FARMについて

説明してもらいました。

宇佐美さんはLEAN FARMの方法を取り入れて

農業をされていますがその中で

同じ作物で全体でのデータを取ることの重要性について話してくれました。

個人個人で圃場の特徴を書いていけば情報の収集ができること。

そうすることにより

自分に足りていなかったもの無駄だったものがわかり

技術アップにもつながり全体での流れを確認することもできる。

生産工程を細かくデータを取ることで

有機が高いか慣行が安いか価格を比べれる為一般にも話しやすくなります。

各個人の時間の使い方を考えていき全体のデータ共有ができるようになります。

新しい風や発想として、

飲食店の社長に来ていただきましたが、

実際にお店で、段取りの時間や方法など細かな分類でも時間を計ったり

リーダをひと月ごとに変えて誰でもどの作業でも出来るようにする。

そうすることによってお互いの作業方法や効率などが見え、気持ちの共有ができたそうです。

効率よくいくために全体の仕事を全員が知り、見える化していくことで

全体像を見渡すことができ、周りを納得させることができます。

色々な職や角度や視点を変えて物事を見ていくと新しい発見がある為

たくさんの方々と交流ができたらより良いHOAになっていくのかと思いました。